安田夏菜さん(児童文学作家)の「むこう岸」という作品が,灘中学校(中学入試の最高峰)の入試で出題されたと小耳にはさみました。


最近は学参(学習参考書)か歴史の新書ばかりで,こういう本を読んでいなかったと反省。
自宅近くの本屋へGO!。

売っていなかったので,某通販サイトを検索。
むこう岸
某通販サイトでの紹介文から...
小さなころから,勉強だけは得意だった山之内和真は,必死の受験勉強の末,有名進学校である「蒼洋中学」に合格するが,トップレベルの生徒たちとの埋めようもない能力の差を見せつけられ,中三になって公立中学への転校を余儀なくされた。ちっちゃいころからタフな女の子だった佐野樹希は,小五のとき,パパを事故で亡くした。残された母のお腹には新しい命が宿っていた。いまは母と妹と三人,生活保護を受けて暮らしている。ふとしたきっかけで顔を出すようになった『カフェ・居場所』で互いの生活環境を知る二人。和真は「生活レベルが低い人たちが苦手だ」と樹希に苦手意識を持ち,樹希は「恵まれた家で育ってきたくせに」と,和真が見せる甘さを許せない。中学生の前に立ちはだかる「貧困」というリアルに,彼ら自身が解決のために動けることはないのだろうか。講談社児童文学新人賞出身作家が,中三の少年と少女とともに,手探りで探し当てた一筋の光。それは,生易しくはないけれど,たしかな手応えをもっていた・・・


こういう内容の作品を読んで,問題意識や自分なりの考えを持つ子,そういう子に入学してほしいという学校側のメッセージのようなものも感じました。

早速,注文することにしました。読むのが楽しみです。

対象は「小学校高学年以上」ということですので,塾生の皆さんも読んでみるといいかもしれませんね。(受験生は受験が終わってからにして下さいよ。)



ところで,算数の計算ではこの問題が出題されたそうです。
20200124000343_00001
今年は,西暦2020年。
令和2年ですが,平成に直すと32年。
ということで,使う数字を決めたのでしょうね。

答えは秘密。
ちなみに,45秒以内に解けたら,計算力は たぶん私よりも上です。
合ってるかどうかは お伝えしますので,自力で解いて気になる人は大田まで。