五十の手習い という ことわざ があります。学問や習い事をするのに年齢制限などなく,何歳で始めても遅すぎることはないという意味が込められています。


なりたくてなったわけではないのですが,アラフィフですので,新しいことにチャレンジしてみることにしました。詰将棋。駒の動かし方とルールを知っている程度の知識でチャレンジ。
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1手詰め なんて余裕だろ,駒を1つだけ動かせば詰むのだから。と やる前は思っていた。やってみたら全然違った。


わ か ら な い~。自分の頭の固さが嫌になる。1ページめくったら答えが載っている。答えを見たい。いや見たらダメだ。こうなったら駒の動かし方を全パターン試せ。よし,答えが出た。解答・解説を確認。なるほど,こういう考え方でこの問題が出題されているのか。次の問題へGO。


という感じで進めています。今,やっと3手詰めのページをやっていますが,不思議なことが起こっています。


1手詰めのページをやっていた最初の時よりも,3手詰め のページをやっている今の方が,速く解けるんです。


手数が多い方が時間がかかるはずなのですが,3手詰めの方が速く解ける。なぜなのか,考えました。


①答えを見るのを我慢して,1手詰めの問題を自力で徹底的に考えた
②思考(考えること)で行き詰まったら試行(全パターン試す)した
③思考と試行をしたから,これをやったらアウト(詰まない)というパターンが感覚的にわかった
④そして,著者の方の解説を読んだ
⑤以上のことから基本的な考え方や感覚が身についた
⑥身についた考え方や感覚を無意識に時には意識的に組み合わせている
⑦その組み合わせが「ひらめき」となって,駒の動かし方の全パターンを試さなくても解ける問題が増えた。



というのが,この現象に対する私の考察です。これは,そのまま生徒の皆さんの勉強にも当てはまるのでは?


①気安く答えを見てるんじゃあない。
②考えるのが きつかったら試行(いろいろ試す)すべし。
③そして解説を読む。わからなかったら質問。
④上の①~③を繰り返して,自分の中に考え方や感覚を蓄積する
⑤テストのときに,その蓄積されたものを組み合わせてみる→ひらめき!



ということで,自分で思考/試行しない人には,「ひらめき」が天から降ってくることなど,たぶんない。思考/試行は慣れるまでは面倒くさく疲れる行為ですが,慣れてくると楽しくなります。その面倒くさいところを乗り越えてもらいたいと思います。


ところで,注意事項
・受験生にとって時間というリソース(資源)は非常に貴重です。いつまでも1つの問題を考えず,一定の時間(10分くらい) 考えてダメだったら答えと解説をよく読むのはアリです。というか,そうして下さい。

・社会の語句や人名を答えさせる問題などをずっと考えていてはいけません。というか,頭の中に入っていない知識を考えてどうしようというのか。そういう問題はすぐに答えを見て確認して覚えてください。